絆の法則

絆の法則とは 

絆の法則とは、牽引の法則の核となる法則で、父母・前世・親族の3つの絆を基本に偶然のように見えても全ての出会いには意味があるという法則です。

ご自分の恋人、両親、愛する子供や、兄弟姉妹、親戚、そして友達や会社の同僚、部下、上司、はたまた近所のおばさんにいたるまで、全て意味のある絆で結ばれています。
同じ場所と時間に居合わせなければ、袖を摺り合わせることすらできないだろう、ということです。
昔の人はこのご縁という必然を
「袖すりあうも他生の縁」
と表現しました。
今世で顔も認識しない、たった一度、道ですれ違った人同士でも、前世からのご縁の法則が働いているのですよ、ということです。
この地球上において、68億もの人たちが生きている中、私達が実際に会話するのは一生で何人いるでしょうか?
こう考えるとただ一度の何気ない会話にも、すごいご縁が働いていることがわかります。

絆の法則では、よい「絆」もあれば、よくない「絆」もあるといい、よくない「絆」はよい「絆」になるように調整することが望ましいといいます。

よくない絆とは、執着する、言いがかりをつける、ストーカーをするなどの自分に問題を起こす人との絆です。
このような人との絆は早く解消することが望ましいですが、解消したいと思っていても現実問題、相手を変えることをは難しいことが多いです。

ここで役立つのが、現状から波長の法則、鏡の法則や牽引の法則を逆分析して、結果の原因を探ります(因果の法則)。
病気が自分の寂しさを埋める手段だったり、恋人とうまくいかない理由が思春期の頃の父との関係であったり、甘えることができない性格が幼少の頃の母の一言だったりと、思いもかけない事柄が原因だったりします。

この作業は初めは難しいかもしれませんが、ある程度の型があるようなのでそれらを随時アップ・シェアしますから、それを見て気づくということが起こるかもしれません。

そのようにして問題の原因がわかれば、以下の絆の調整方法に従って、そういった困難な状況を打破することができるかもしれません。
では、一緒に見ていきましょう。

絆の調整のステップ

1.負の感情を出し
原因となった人の行為に対して恨み、寂しさ、怒りなど自分の中に負の感情が必ずあります。
時間が経っていたり幼かったりすると忘れているかもしれませんし、負の感情にふたをしている場合があるので、自分の心にその人に対して当時、どのように感じたのか、思っていたのかを全て紙に書き出します。

心深くにある抑圧された負の感情を出すことは、良きものを引き寄せることにブレーキをかける無意識のクリアリング(清掃)になります。
誰にも見せないので遠慮せず思う存分、書き出すことが重要です。
人は、悪い感情を表に出すことに対してブレーキをかけるので、この作業を行う時にはよい人であろうとする心のブレーキを外す必要があります。
このステップを適当に流してしまうと、心にしこりが残ったままなので、次のステップの効果が半減してしまいます。

自分の嫌な部分を見つめる作業なので、苦痛が伴うかもしれません。
そして、日ごろ押さえつけていた感情の解放が、こんなにも気持ちいいことだったのかと思われる方も多いと思います。
負の感情を出し切った後、書き上げた内容や量を見て驚くかもしれませんね。
いずれにせよ、この1stステップはとても重要ですが、勇気と覚悟が必要になります。


2.書き出した紙を燃やす
手で破いてもいいですし、シュレッダーにかけてもよいでしょう。
ここでのコツは、燃えていく紙とともに自分の負の感情も燃えてなくなっていく、とイメージすることです。
感情を味わい尽くした後は、手放すことが簡単になります。
このステップで、自分の心の中にあった毒素が全て昇華するので、なんだか清々しい気分になるでしょう。

3.相手の立場で「なぜその行為をしたのか」を考える
最初のステップでは、自分の立場から書き出しました。
このステップでは、相手の立場に立って考えることになります。
このステップで、なぜその相手の人はあなたに対してその行為をしたのかに気づきます。

例えば、あなたを攻撃した人の立場で考えましょう。攻撃という行動の裏には恐れという感情があります。
他者への攻撃は自己攻撃の外への表現方法であるので、事前に心の奥では自分に非があることが分かっているものです。
それを攻撃されるかもしれないという恐れを回避するための攻撃であることが多いのです。
または、寂しいという気持ちが捻じ曲がった表現方法であったりもします。
ここまでいけば、相手が恐れや寂しさを感じていたということがわかります。
そうすると、今まで憎んでいた相手の見方が変わってきます。
初めは抵抗感があったり想像力が必要になりますが、頑張ってトライしてみてください。


4.相手への感謝できる点を見つける
今までは、自分からの視点で考え、嫌ったり反発したりしていた相手の行動が、前のステップで相手の立場になって考えることで、実は相手は相手で自分のことを考えてくれた上での行動だったのだ、ということに気づいたりします。

すると、このステップは簡単ですね。
特に相手が両親だったり、恋人、夫婦であれば、実は愛していたがゆえにとった行動だったのだ、ということがわかったりします。
相手の行動を理解できても、自分だったらこうするのにと不満があるかもしれませんが、一人一人個性があるので、不器用に思える行為もその人が自分を思っての行為だったのだという捉え方をしてみてください。


5.感謝の思いを具体的に表に出す
前のステップで見つけた相手への感謝の点を紙に書き出してください。
そして、実際に以下の言葉

『私はあなたを愛します
 あなたも私を愛します

 私はあなたに感謝します
 あなたも私に感謝します

 私はあなたを赦します
 あなたも私を赦します。』

といいながら書いた紙に火をつけて燃やします。
相手を想像しながら上記の言葉を口に出して伝えることは、新しい良き絆を結び直すのに効果絶大です。
だから、このステップを飛ばさないようにしてください。

以上が絆の調整方法です。
この調整方法は非常に効果的です。
現状が煮詰まっている方は、是非、トライすることをオススメします。