牽引の法則

牽引の法則とは

「牽引の法則」とは、望む、望まないに関わらず、自分の考えていることが現実に引き寄せられるという法則です。
別名「引き寄せの法則」と呼ばれています。

世界には全てがあり、成りたい自分を自由に創造でき、欲しい物は全て既に用意されている、といいます。

これを知らないと、好きな自分や物を手に入れられないばかりか、例えば、

自分のことを運が悪いと思っている人は、運の悪いことを引き寄せてしまいます。
運の悪い事柄に意識のアンテナが立っているので、運のよいことがあるにもかかわらず、悪い事が起きたときだけ、ほら、やっぱり私は運が悪い、という思い込みを強化します。
そして、それを長年繰り返すので、いつの間にか、「私は運の悪い人」、というあたかも事実のような強固な思考体系ができてしまいます。
そうして、運の悪いことを引き寄せ続けるのです。
ドツボです(;´Д`

同じように、
・時間がない!といつも言う人は、時間がない状況を引き寄せます。
・お金が足りない!と言う人は、お金が足りなくなる状況を引き寄せます。
・お金がほしいなぁ、と言う人も、お金がほしい=お金が足りない状況を引き寄せます。
・こんな仕事がいやだなぁ、と言う人は、こんな仕事はいやだ、という仕事が入ってきます。
・彼氏がほしいなぁ、と言う人は、彼氏がほしいなぁという状況が続きます。
・健康になりたい、と言う人は、健康ではない状態が続きます。

私は○○がほしい、と思っている人は、潜在意識では○○がないという状態を認め、そいういう波長を発信しているので、世界はそのまま素直に「○○がない状態」をどうぞ!といってその人に用意してくれます。

世界は私に何も与えてくれないと思っている人は、その通りの未来があり、
世界は私に何でも与えてくれると思っている人にもその通りの未来が用意されます。

「あなたが世界に接するように、世界もそのようにあなたに接する。」


「牽引の法則」を知ったあなたは、どんな世界を創造しますか?

牽引の法則のメカニズム

下図のモデルを参考に考えてみます。


「波長の法則」で述べたとおり、人の振動周波数は、その時の感情(思考)で決まります。
 
@Aさんは、周波数Aで振動しているとします。
そして、物体Bを欲しいと思います。
この物体Bは、周波数Bで振動しています。

AAさんは物体Bにフォーカスし、欲しいと考えたとき、自分からB'という振動を発します。
同時に欲している物体BをB'で振動させることができます。

BAさんと物体Bの二つの物体は、同じ振動周波数B’となった結果、共振し互いに引き寄せあい、Aさんは物体Bを手にすることができる、というものです。

人は対象物の振動周波数に自分を合わせられるだけではなく、その物体自体の振動周波数も変えてしまうことができるのです。
うーんすごい、人は変調および、送受信可能な優秀な振動周波数装置 なわけです。

以上が牽引の法則(引き寄せの法則(Law Of Attraction))のメカニズムです。
上記のモデルではBを物で書きましたが、人・健康・お金や出来事などの人生の全てに応用可能 です。
 

ブレイクタイム

[ 物体自体の振動周波数をも変えるということについて]

思惟するAが物体Bに思考を投げかける時、観察前の物体Bは思惟した状態の波も含んだ全ての状態の波が重ね合わせられており、観察後に一義(B’で振動する)に決まるというハイゼンベルグの提唱した量子力学の不確定性原理(「観察する行為は相手にも影響を与える」)の延長にあたるのかもしれません。

例えば、思いの強さで雲を消せたりします。
トライしてみてください。
物体に与える思いの強さ を実感できるはずです。

「牽引の法則」活用前に知っておくべきこと

「牽引の法則」とは、望む、望まない に関わらず、自分の考えていることが現実に引き寄せられるという法則です。

 え!?、望んだものが引き寄せられる!?
 だったら、今から「牽引の法則」をフルに活用します!
 お金、素敵な恋人、豪華な食事、豪邸なーんでも望んじゃう!
 そうすれば、望んだものが手に入るのでしょ?

答えは、イエスであり、ノーでもあります。

それを今からご説明しましょう。
ここで、望む、望まないに関わらずと表現したのは、
顕在意識で望んでいなくても、潜在意識で望んでいたら 引き寄せてしまう、ということなのです。

潜在意識とは

潜在意識とは、無意識のことです。
過去の出来事、周囲の状況、自分の行動などの記憶、感覚的な印象をすべて記憶しています。
そして、睡眠中の夢、ひらめき、直感などを生み出します。
批判や判断機能をもたず、現実と想像を区別できないという特徴があります。
天才でも潜在意識の5%も使えていないと言われています。

一方、
顕在意識とは、意識的な自由に使える意識、表層意識のことです。
分析、比較、評価、総合判断をして行動したり、悩んだり、不安になったり願望をイメージしたりします。



潜在意識の大きさ

顕在意識がわずか1%未満なのに対して、潜在意識は99%以上あります。
このことから海面に顔を出す氷山の一角を顕在意識になぞらえて表現されることが多いです。

つまり、圧倒的に潜在意識に在る内容の方が人の行動に大きく影響を与えます。
しかし、潜在意識は無意識なので、意識的に操ることが困難なのです。

それで、人は頭では
(´▽`A わかっちゃいるけど、や〜められない!
となるのです。

例えば、
 健康に悪いと知りながら、タバコが止められない。
 太ってしまうとわかりながら、ケーキをぱくり。
 肝臓に悪いと思いながらも、酒を飲んでしまう。
 今月は金銭的に苦しいと知りながら、洋服を買ってしまう。

などなど、私も経験があることばかりです。
というか日々、経験しています( ̄ー ̄;

よくポジティブシンキングで考えろとか言いますが
「肯定的ポジティブに考えよう」と思っていても、どうしても物事を「ネガティブに考えてしまう」というのもこれにあたります。

この場合、潜在意識(無意識)で「大変だ」とか「できない」などという固定観念が邪魔して(何しろ99%が反対するわけです。)私たちの意思(顕在意識)とは違うネガティブな結果に終わるわけです。

逆に、顕在意識と潜在意識の向きが一致すれば、今まで無理だと思っていたことが突然出来たり、自分の望む現実を創りだすことが可能となります。

つまり、牽引の法則をうまく活用するには潜在意識を味方にすることが最重要課題と言えるでしょう。

潜在意識を味方にするには

◆言葉の力を使います。
どんどん文字にして読み、声に出して聞いていきます。
書く作業は左脳で目でみる作業は右脳で認識するのは左脳です。
声に出す作業は左脳で、その声を聞くのは右脳で、認識するのは左脳です。
そうして、左脳と右脳の両脳を回していくのです。
朝昼晩、一日三回を最低でも21日間続けて、引き寄せたい物や実現したことを、脳に刷り込んでいきます。
活用法で触れますが、刷り込む際に、できるだけリアルな感情が伴った状態で行うことが秘訣です。


◆習慣化
潜在意識は無意識です。つまり、意識できません。
ならば、意識しない習慣になるまで、その望みが当たり前に感じれるように刷り込む、という方法です。
この習慣化の威力は、「成功するには」の「習慣のコントロール」で詳しく述べます。

願望の種類によって引き寄せるパワーに違いがでる

実は、もう一つ、重要な点があります。
それは、望むものが、本人の魂の成長にプラスに働くか否か、です。
結論から言うと、物欲だけの願いは引き寄せるパワーが落ちます。

理由付けを書こうかどうか、迷いましたが、さらっとだけ添えておきます。

生きている私たちだけが存在しているのではありません。
つまり、肉体を持たない人たちもたくさん存在しており(生きている人の約8倍)、その人たちの応援を多く集めることが、引き寄せる力に大きな差を生みます。

 引き寄せるパワー本人の想いの強さサポートしてくれる人の

だから、その人の魂の成長につながり、かつ、世の中のためにもなるような願いは、本人が努力をすることを前提に、強い力の後押しが得られ、願望実現に加速度がつきます。
また、思わぬご縁をもらったりして、たとえ困難に見えても諦めないかぎり、必ず実現します。

しかし、ただの自分の欲望を満たすだけの願望は、自分一人だけの想いの力なので実現する時の速度が遅いのです。

それが、物欲だけの願いは引き寄せるパワーが落ちる、という結論につながります。
願うなら、自分の使命に近いことの方が威力を発揮するでしょう。

「牽引の法則」活用法

【牽引の法則の活用(引き寄せの法則)の3ステップ】

では、いよいよ具体的な活用法に入りましょう!
牽引の法則の活用は、

@)お願いする
A)信じる
B)受け取る

という3つを順番に実行すればよいだけです。
といっても簡潔すぎるので、私が陥った落とし穴も交えて紹介します。


@)お願いする

上述のAさんと物体Bのモデルを思い出してください。
B’の振動周波数をAさんが発生させることがすべての始まりであることがわかります。
では、B’の振動周波数はどのように作り出せばよいのでしょうか。
それは、「あたかも願い事が達成され、それに感謝し、幸せ感をリアルに感じること」に秘訣があるようです。

では、「あたかも願い事が達成され、それに感謝し、幸せ感をリアルに感じること」について詳細に考察しましょう。

「達成され」、と現在完了で物事を願うことは願い事の基本だそうです。
「願い事が叶いますように」では、未だに叶っていないことを自分に言い聞かせるようなもので、叶っていない状態を引き寄せることに他ならないからです。

「それに感謝し」とは、感謝の波動は波長を細かくし、願い事を早める効果があるようです。

「幸せ感」とは、満ち足りた状態を意味し、その状態を引き寄せる土台になります。
逆に、義務感にかられて思い描くのであれば、B’の振動周波数は発生していないことになります。

「リアルに感じる」とは、上記の現在完了と同様の理由に拠ります。
既に願い事は成就しており、絶対的な既成事実として見なすことに一躍貢献するからです。
このB’という振動周波数を発生させるためのスイッチが「幸せ感をリアルに感じている」時の感情である、と専門書では書かれています。

想像力が豊かな人には簡単なことでしょう!


A)信じる

願い事が叶うまでには、タイムラグ(時間差)があります。
種を植えてから芽が出るには時間が必要だということです。
叶うまでのこの間に、「やはり起こらないではないか」と考えてしまうと、
現実に「起こらないこと」が引き寄せられてしまい、折角、地中でこれから芽を出そうとしていた新芽が出なくなります。

このSTEPでは、願い事は必ず叶うのだ、という心の状態を如何に維持できるかどうかが重要になりそうです。

 「信じる」・・・。シンプルだけど難しい、、、

 と思ってはいけない(笑)

多くの人の意見を聞くと、
この信じる、という行為が牽引の法則(引き寄せの法則)を理解したのに使いこなせない一番の要因となっております。

また、このSTEPにはもう一つ穴があります。

それは、「執着」です。

私もはまってばかりいる穴です。
執着ついては「感情コントロール」の執着をご覧ください。

 

B)受け取る
私たちが真に欲するものは高級車でもお金でも恋人でも何であれ、既にその人に用意されているのだそうです。
「牽引の法則」の冒頭で述べたとおりです。

@)お願いし、
A)信じることを実行した人は、後は、自動的に願い事が引き寄せられ、
手元にくる(受け取る)のを待つだけよいのです。

受け取れない人は大抵、A)信じる、でミスっているのだそうです。
潜在意識に邪魔されていることが多いと感じます。
克服するには、「「牽引の法則」活用前に知っておくべきこと」で書いたとおり、
何回も願望を刷り込み、潜在意識まで落とし込むことが重要です。

ここで力強い言葉を紹介します。

『“十分に物はない”という幻惑から解き放たれよ。
 なぜならば、全ての現実は、思考の産物である。
 ゆえに、思考は無限であり、思考によって作られる現実もまた、
 無限の豊かさをもっているのだから。』

「信じる」という行為に勇気を持っていただければ、幸いです。