人生とは

幸せとは


あなたは「幸せ」と聞いて、何を思い浮かべますか?

物質(家・車・宝石・食べ物)を得る、たくさんのお金、仕事の成功
自己実現の達成、自由に使える時間、ただただ健康であること、愛に満たされている、またはそれらの組み合わせなど人それぞれだと思います。

2008年に全米科学財団が発表した世界97カ国・地域の幸福度調査の結果があります。

世界97カ国・地域の幸福度ランキング
http://www.nsf.gov/news/newsmedia/pr111725/pr111725.pdf

結果を見て驚きました。

麻薬組織、ゲリラ、誘拐の多発するコロンビアが3位に対して、
経済が発展し、政情不安や深刻な貧困、飢餓などの問題ともほとんど無縁の日本が43位です。
ちなみに1位は、デンマークです。

調査方法は、それぞれの国で
 「あなたはどれくらい幸せですか?」
 「人生全般にどれくらい満足していますか?」
の2つの質問をして、「幸せだ」と答えた人が多い国が上位なのだそうです。

この世界各国の幸福度調査結果を見て、思ったことは、

幸せとは、外にあるのではなく、私たちの内側にあるもの

ということです。

逆の言い方をすれば、自分の外側に幸せを求め出したときから、満たされない幸福欠乏症にかかってしまいます。

念願の服・車・家を買っても何年か経つうちに飽きてしまいます。
そして次の服・車・家が欲しくなります。
趣味のグルメ・コレクションも更に次のものが欲しくなります。
今の日本は広告が上手なので、普通に暮らしているだけでそういった刺激を受けてばかりです。
物欲には切りがありません。

また、成績・業績が1番になりたい人、名が知られたい人、認められたい人、トップの権力を手に入れたい人、
競争、名誉欲、権力欲にも切りがありません。


例えば、成績が1番になりたい人がいたとします。
頑張ってクラスで1番になりました。ここでつかの間の幸せを味わいます。
しかし、それもすぐ消えて、次は学年で1番になりたいという思いがわいてきます。
並大抵ではない努力をして学年で1番になれたとします。つかの間の幸せを味わいます。
次は、県で1番になりたいと思います。
その人は優秀だったので大学で席の取り合いに勝ち、大学教授になります。
次は日本の学会で1番になりたいと思います。
その次は世界の学会の中で、、、とエスカレートしていきます。
しかし、たいていはその道半ばで挫折します。
上に行けば行くほど、自分と同じかそれ以上に優秀な人間がいるものです。
1番に幸せを感じてしまう人は、1番以外の状態は不幸せとなります。


外に幸せを求めると、切りがなく、終わりのない戦いをすることになります。
そして、最後はストレスの中で不満足を抱えることになります。
その不満足のエネルギーがある量に達すると、体に病気となって表れたり、
人間関係の不調和として顕在化してきます。

そうならないためには、幸せは自身の内側に見出すことです。


※補足
[勘違いしていただきたくないポイント]
欲望は悪いことでも否定するものでもありません。
人間ですので、誰もが当たり前のように持っています。
あの仏陀ですら欲を捨て去るのに何十年も過酷な修行をしています。
先の例だと、1番への欲求が生きる上で重要な役割も果たしています。
もしかしたら、役に立つ発見をして多くの人を助けるかもしれません。
ただ、彼自身の幸せを考えた時、幸せの基準を成績が1番であることに置いてはまずい、と伝えております。

幸せの製造方法

自分の外側に幸せを求めると、どうも幸せは手に入らないことがわかった。
では、具体的にどうすれば幸せは手に入るの?
と思われた方もいらっしゃると思いましたので、5つほど書いてみようと思います。


(1)幸せを自身の内側に見出す
    −今の幸せを感じてみる−

足りない自分を認めてあげて、今の自分を幸せに感じてみてください。

例えば、
・仕事で失敗していても、これまで取り組み続けれたことを認めて、そんな自分に感謝をする
・病気であっても、生きていることに感謝をする
・お金がなくても、風雨をしのげる屋根と壁があることに感謝する
・親子、夫婦、恋人関係が悪くても、喧嘩ができる相手がいることにありがたいと感じてみる
・好きな人が振り向いてくれなくても、好きな人がいるという状況に感謝してみる(好きな人が現れないと嘆く人もいれば、アフリカなど明日飲む水すら手に入らない国において色恋に割ける心の余裕はない)


 感謝の量 ≒ 幸せの量


といいます。

幸せだから感謝するのではなく、感謝するから幸せになるのです。

『宝物を見つけたら幸せ。
 でも、今あるモノを宝物にできたらもっと幸せ』


(2)幸せを追い求めるという幻想を捨てる

幸せはゴールではなくスタートです。

例えば、あれが成功したら私は幸せになる、というように結果として幸せを見てしまいがちですが、実は自分の内側に幸せという状態を作り出してから、ものごとが動きだすのです。

牽引の法則について記事を読まれた方は、幸せが起点になることをご納得されるのではないかと思います。

『幸せになることを求めれば、今、不幸であることが増す
 豊かになることを求めれば、今、貧しいことが強まる
 ただ、幸せであることを感じる、恵まれていることに気づく』


(3)分け与えると減るという幻想を捨てる

幸せも物質と同じで、分け与えると減ってしまうと錯覚しがちです。
しかし、幸せ・感謝などの善のエネルギーは分け与えると、より増えるという驚くべき特性をもっています。

少し説明すると、他者に対する、より幸せになってほしい、と願う波長(気持ち)は、
自分自身の幸せを願う時の波長(気持ち)よりも繊細でエネルギーの質が高い(振動数が高い)のです。

 エゴ(我欲) <<  思い遣り(愛)

相手を思うその良質な振動は波となって相手に届き、良き影響を与えます。
同時に、その良質な振動の恩恵を自身も受けることができます。
むしろ、相手に届くエネルギー量より、エネルギー発信元である自分自身がもっとも多くのエネルギー量をもらうことになるのです。

質も量もプラスですね。

与えて得をするメカニズムを理解すると、下心が沸きましたか?

 知っちゃったもんね〜 (o ̄∇ ̄o)ヘヘッ♪

えぇ、どんどん活用していくべきでしょう。
身近な人、愛する人から試していかれるといいと思います。

『自分の幸せを考えるほど、幸せは失われ、
 自分の幸せを忘れるほど、相手の幸せを願えば、自然と幸せに包まれる』

『人を勇気づけるほど、自分は元気になっていく
 人に幸せを運ぶほど、自分も幸運になっていく』

私も皆様に、お役に立つ情報配信で、幸せを運んでいきます♪

 

(4)比較は不幸せの始まり

『人と比べて感じる幸せは、不幸へと続き
 人と共に創る幸せは、至福へとつながる』

例えば、
 私はあの同期よりも給与をもらっているから幸せだ
と思ったとしましょう。
その同期の人が自分より給与が上がったことが分かれば、たちまち不幸です。

これは、自分の幸せの判断基準を、同期の人に預けているも同然です。

こうして活字にすれば、よく解ったことなのですが、書いている私自身も日頃、
よくこの罠にはまって悶々となったりします。

幸せは、自分が決めるのだと言い聞かせてみてください。


(5)使命に生きる

その人がこの世で成すべきことを実行するとき、無上の喜びの中にいます。
使命に生きたとき、喜び、自己実現、幸せ、全てが手に入るでしょう。

 使命に生きる = 幸せ

使命に生きることほど、幸せへの近道はないと思います。

 


最後に、
いつか幸せになる、は今日でやめて
これからは、

今が幸せなら、ずっと幸せ

です。
幸せは今、自分で作り出すのです!