人生とは
奇跡の存在
【生かされているという奇跡】
私たちは生きている時点で
奇跡の存在です。
えー、そうなのかなぁ
と、お思いのあなたへ、
3つの奇跡をお贈りします。
【1つ目のの奇跡】私たちには父と母がいます。
同じように父と母にもそれぞれ父と母がいます。
その父母にも祖父母、曾祖父母・・・と、それぞれ父と母がいたはずです。
当たり前ですが、この世に生まれるには父と母が必ず必要です。
10代さかのぼると、10代前の代の父母の数は1,024人(2の10乗)、
1〜10代全ての父母の数はなんと2,046人にもなります。
これら2,046人ものご先祖様、一人一人の人生の中には病気、事故、飢餓、戦争など様々な危険があったかもしれませんが、それぞれ子供ができるまでは間違いなく生きていたのです!
誰一人として、命のバトンを渡すまで死なずに生きてきたのです。
10代前まで遡って約220年間だと考えると、
人類が誕生してからの約400万年には一体何人のご先祖様がいたのだろう…
人類に進化する前の動物達もいれると、一体どれだけの生物の「生」の上に
今の私たちは立っている、いや、立たせていただいているのだろう。
私たちのDNA(肉体)は奇跡の連鎖 で、引き継がれてきたのです。
【2つ目の奇跡】
父と母の二人が出会って、私は産まれました。
皆様も同じです。
父が電車に乗り過ごしたために出会った、
母と同じ教室に居たから知り合えた、
親戚が縁談を持ってきてくれた。
そんなきっかけで私たちはこの世に生を受けることができました。
ここで想像してみて下さい。
もし、父や母のどちらかがその学校・会社を選んでなかったら・・・
もし、親戚のおばさんがおせっかい心を出さなかったら・・・
ここに父と母の出会いの奇跡があります。
その出会いも奇跡なれば、出会ってから結ばれるまでの過程も奇跡です。
私たちの誕生は、ご縁という奇跡の出会いの連続 で成り立っています。
【3つ目の奇跡】
私たちは、精子が卵子に受精して産まれてきました。
精子の数は何個かご存知ですか?
いっぱい?
正解です (*´∇`*)
おおよそ3億個と言われています。
もうここまでお話しするとわかりますよね。
そうです。
私たちは、3億分の1という超過酷な生存競争を戦い抜いて産まれたのです。
もう少し詳しく書きましょう。
卵子は672時間(28日間)の間、わずか20時間(全体の3%)しか卵管に留まることができません。
その間に精子がこなければ、流れていきます。
一方、精子はというと、わずか5μmの大きさで卵管を進んでいくのですが、
ご存知のとおり卵管は左右2セットあって,排卵がどちらか一方でしか起こらないため精子にとっては、50%の確率で過酷な酸性の膣内環境から核を守って卵管まで泳ぎついても卵子がいなかった(;´Д` ということになります。
そのため、数多くの精子が無謀なレースに挑むことになるのですが、精子の中には他の同性の精子と戦ったりブロックするものもおり、そういった仲間のおかげで100〜1000の精子が卵子と出会える場所(卵管膨大部)に到達します。
この時点で30万分の1の確率です。
卵子と出会える場所に到着した精子は内部のミトコンドリアから供給されるエネルギーも少なくなり、泳ぐ力も弱くなっています。
その中で、もっとも速く卵子の膜構造に穴をあけ、正しいタイミングで核を放出できた精子のみが、卵子内部の細胞膜と融合できるのです。
その精子は、私たちに半分の遺伝子情報をもってきくれた英雄です。
3つ目の奇跡とは、運と強さと応援される精子人格(?)の3つがそろわないと生じない3億分の1 の奇跡です。
なんだか、保健の授業のようになってしまいましたが、
自分を誇りに思っていいことは確かです。
【一人一人が奇跡の存在】
1)生命が誕生してから40億年間、
途切れず奇跡の連鎖 で引き継がれてきた命2)そして同じように引き継がれてきた命どうしの奇跡の出会い というご縁
3)そのご縁の上に成り立つ、運と強さと徳がなければ結ばれない
3億分の1の奇跡そんな3つの奇跡 の上に今の自分がいるのです。
当たり前の事実ですが、これは凄いことです。
そして、上の如く下も然り。子孫についても同様に自分一人の存在が多くの命にとって必要不可欠な存在となります。
たとえ、子孫につなげなかったとしても、
自分ひとりの命に両親を含めた多くのご先祖様の想いが乗っていると考えると、自分ひとりだけの体ではない のです。
全てのご先祖様、生命の代表 として、生かされているのです。
自分の体はどうなってもいい、と考えるのではなく、もっと自分の身も心も大切に扱ってあげてください。
喫煙も飲酒もほどほどに、もちろんドラッグも売春もやってはいけません。
ましてや、自殺はいけません。
奇跡の塊のような自分の命を自の手で終わらせるようなことは、とても業の深いことだと実感できるでしょう。
また、人工中絶についてですが、望まない子供でも産まれてくる生命力を尊重してあげてください。
私たちはこの強靭な生命力と類まれなる幸運の結晶として存在することを実感して尊重し、ご先祖様から綿々と受け継がれてきた奇跡の命のリレーを絶やすことなく、
未来の世代に手渡すまでの間、又は、手渡した後も新しい命を勇気づけられるようにできるかぎり明るく燃やしたいと願う、輝けるたいまつを持って走っているのです。
人生の意味
使命とは
幸せとは